乳がん治療と0歳児子育て
乳がんサバイバー てんとう虫です。
私の乳がん診断がついたとき、3人子どもがいるうち、一番下は0歳児でした。
これはあくまで私のケースで、個人差があります。
子供を預ける環境も、働き方改革で会社環境も、医療の進化で副作用の出方も今後変化があるでしょう。
その前提でお読みいただければと思います。
少しでもお役に立てると光栄です。
※Pixabayの無料写真よりお借りしています。
■■■ 目 次 ■■■
私の治療内容
術前抗がん剤(7ケ月)
治療同時に治験参加(2泊3日の入院2回)
↓
温存手術(5泊6日)リンパ節転移無
↓
放射線治療(25回 1ケ月)
↓
術後治験(6ケ月)
ただし、
・抗がん剤の副作用によっては途中で中止する人もいる
・治験の副作用が未知数(程度や内容はケースバイケース)
・温存術の際同時に行うリンパ節生検の結果によっては全摘手術の場合も
・その場合再建はどうするか
・一次再建(同時再建)か二次再建(切除手術後期間をおく)か
・全摘手術の場合放射線治療は行わない
など、
治療を進めていく中で出てくるかもしれない問題や、手術してみないと分からないことや、判断が出来ないことなどがありました。
どのような治療内容になるのか、
身体がどのような状態になるのかは、
日常生活・子育てがどこまで出来るのかの判断基準になります。
もちろん、個人差があります。
まずは、どのような治療内容になるのか担当医としっかり相談のうえ、どのようなことが予測されるか、最悪のケースまで考えておく必要があると思います。
当時の状況
上から順に高校生、小学生、0歳児でした。
(病気の伝え方などは、別の機会に)
私は特に治験参加したため(治験参加は一番最初の治療方針決定時に決断する必要あり)標準治療と薬の量と回数が違いました。
治験薬の副作用も出るかもしれず、不安ばかり。
出産後育休をとらず仕事復帰していたため、既に保育園に通園中。
(認可保育園には入れず、無認可保育園に在園。)
両親とも仕事をしており、0歳児の面倒をみられる状況ではなし。
親友2人以外は、病気のことを伝えたくなかったので、ママ友などにも頼りませんでした。
私の選択
副作用や、入院と手術があることを考え、在園していた無認可保育園に預けることにしました。
保育園は車で15分、歩いて30分。
副作用時の車送迎、徒歩もムリと判断。
夫が送迎を担当。体調が戻ってきた時期は私も送迎しました。
無認可保育園には親の就業条件はありません。
契約社員で在籍する会社には治療しながらの就業を断られたので、副業の自営業を体調をみながら細々と続けることにしました。
治療と子育ての両立は可能?
抗がん剤によるだるさがある中で抱っこがとても重く感じてつらかったですし、掃除、洗濯なども便利家電を利用して何とかという状況でした
(詳しくは↓)
オムツ替え、ミルク、離乳食を作る。
これらを1人でこなすのは完全にムリでした。
副作用には波がありますが、本などの情報はあくまで一般論。
自分の波を知る時間も必要です。
普段は保育園に預けて、体調次第で保育園を休み一緒に過ごすなど、選択可能な点も保育園に預けていて良かったことです。
治療中故の保育園のリスク
子どもが病気をもらってくる可能性があります。
家でほとんど親と過ごす子より、保育園の方がリスクが上がります。
抗がん剤治療時は免疫が低下するので、特に感染症には注意が必要です。
私は手洗いなど感染予防対策をすることで、このリスクは回避できました。
(感染予防対策についてはまたの機会に)
無認可保育園以外にも手はある
1.認可保育園・認定こども園など
就業していなくとも病気であれば、保育を受ける要件となります。
【世田谷区 事例】
保護者の病気や心身に障害がある場合
担当医の診断書があり、空きがあれば入れます。
こちらは保育園の送迎も可能。
・ 保育所までの送迎を行う
・ 保育所の開始前や終了後の子供を預かる
・ 学校の放課後や学童保育終了後、子供を預かる
・ 学校の夏休みなどに子供を預かる
・ 保護者等の病気や急用等の場合に子供を預かる
・ 冠婚葬祭や他の子供の学校行事の際、子供を預かる
・ 買い物等外出の際、子供を預かる など
3.ベビーシッター
会社の福利厚生で割引がある場合も。
長男妊娠中切迫早産になった時、保育ママを紹介してもらいまし
長女の保育園送迎、家事も頼めました。
どんな決断でも、それがあなたにとってベスト
子どもと一緒にいる時間が短くなることは、寂しいし罪悪感も感じます。
仕事であれば仕方ないと思えるのに、体調が理由だとより強くなります。
ですが、無理をすることもよくありません。
子どもとどんな過ごし方をしたいのか、できそうか、配偶者やパートナーと一緒に考えてみてくださいね。
あくまで私のケースです
副作用については担当医に、
保育情報等は、地方自治体子育て支援関連部署に適宜ご相談ください。
最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
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