運命を分けたかも?紹介先病院の選択
乳がんサバイバー てんとう虫です。
■■■ 目 次 ■■■
いきなり道が2つに分かれた
母乳マッサージでしこりに気付いた私。
かかりつけの婦人科で検査の結果乳がんの疑い(ほぼクロ)と言われ、
2つの病院を紹介されました。
一つは自宅から徒歩で通える総合病院。
もう一つは自宅から1時間のがん診療連携拠点病院。
東山魁夷展にて、感銘を受けた「道」
悩む時間はあまりなかった
自宅のそばの病院だと知り合いに会うかも。
でも、放射線治療や入院には近い方がいい?
がん専門の病院の方が安心では?
乳がんの疑いと告げられたその場で、かかりつけ医に相談して即決。
その日紹介状を受け取り、すぐに乳腺外科に検査予約。
針生検の結果、トリプルネガティブと判明。
その場で乳腺外科医より治験情報を伝えられる。
興味があるなら、乳腺内科で詳細を説明するとのこと。
乳腺内科医と治験コーディネーターから詳細を説明され、参加検討することに。
参加するなら針生検を再度せねばならず、検査予約をその場で仮押さえ。
4日後に返答し、翌日に再針生検、10日後に術前化学療法と治験開始で入院。
怒涛のような勢いで、日程が組まれていく。
決断するまでもあまり時間はなかった
MRIやマンモグラフィー、乳房エコーの検査結果が出るには時間がかかるが、
結果が出たら、その後の治療選択をする時間は実はあまりない。
なので、検査結果を待っている間に知識を入れておかねばならない。
(乳腺内科医に言われました)
セカンドオピニオンをする場合はさらに時間を要します。
(その後の治療内容についてはまたの機会に)
温存手術後の病理検査は、完全奏功(pCR)。
私が参加した治験で同時投与されたカルボプラチンは、乳がん標準治療では受けることが出来ない薬(海外では標準治療)。
確定した表現を嫌う医療従事者(治験管理責任者である担当医と治験コーディネーター)曰く、「完全奏功はこの薬の効果の可能性が全くないわけではないのでは?」とのこと。
カルボプラチンとトリプルネガティブ乳がんについては↓
運命を分けたかも?
婦人科かかりつけ医に紹介された総合病院では、当時私が参加した治験は行なっていなかった。
そもそも、治験という選択肢があることすら、その時は知らず。
がん拠点病院に行ったことで、得られた選択肢。
もちろん、治験はプラセボ(生理食塩水)になる可能性もある。
※プラセボかどうかは患者も病院関係者も、治験によると思われる副作用によって命の危険が及ぶ可能性があり、治療をするにあたって必要な場合以外教えてもらない。
ただ、私の場合、術後治験で術前に出ていた好中球低下などの症状が出たこと、術後治験終了後は戻ったことから、当たり(治験薬)だった可能性が高いと、これもまた担当医談。
今後の経過次第。答えが出るのは先
治験を強く進めたくて、書いているわけではありません。
振り返ると、治験を受けることができたのは今の病院を選んだからであり、それが私の運命を大きく分けたかもしれず、分けていないかもしれず、今後の副作用、再発・転移の有無次第ではあります。
おわりに
もし、今このブログを読んでいる貴方が、治験の存在を知らないのであれば、担当医に聞いたり自分で調べる価値はあると思います。
夫が最初からずっと、決断するために必要な情報を一緒に集め、疑問点は担当医に質問してくれました。これは私だけでは冷静に出来なかったことかも。
ですが、最後は決めるのは自分です。
あくまで、当時の私のケースですので、ご参考までに。
担当医にご相談ください。なんでも聞ける関係づくりが大事です。
最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
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自分だけじゃないって、思えます。
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