乳がんがくれた新しい道

トリプルネガティブ 乳がんステージⅡa→pCR(完全奏功)元気ながんサバイバーここにあり。

温存手術退院後、腕が痛すぎて時間外窓口に電話したら

乳がんサバイバー てんとう虫です。

ご訪問ありがとうございます。

 

私が温存手術を受けたのは去年。手術後2日で退院、その後3日間腕が痛くて痛くて!!!!(泣)寝れずに過ごしていました。

木曜日・金曜日と我慢したもののの、これは痛みが治まりそうもない!!!と時間外窓口に電話した時の対応がびっくりすぎ!!生まれて初めて医師に謝られた時の話をしてみたいと思います。

■■■ 目 次 ■■■

※あくまで私の体験です。

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※画像は Pixabayの無料写真からお借りしています。

 

退院時の優しい言葉

1、2回目は抗がん剤の投与初クールのための入院。

看護師の退院時説明の際必ず言われたのは「何かあったら、我慢せず時間外でも電話してくださいね」という優しい一言。

いつでも連絡できると、一患者としてホッとして退院。その後通院による抗がん剤治療中も、治験コーディネーターに「何かあったらいつでも連絡を」と言われ、治験の副作用リスクもあるからだろうけど、がん診療拠点病院はしっかりしてるな~と安心感がありました。温存手術までは、ありがたいことに時間外に電話をするほどのこともなく、過ごせていました。 

温存手術退院後の腕の激痛

約7か月(延期があったので)の抗がん剤治療の副作用にも耐えた私。

ですが、手術後は患側の腕が肩まですら上がらず、動かすたびにつれるような激痛があり、痛み止めも効かず、動かさなくてもじーーーん、じーーーーんと鈍く鋭く続く痛みに、つらくてつらくて泣いて、疲れて寝て、痛くて起きる、この繰り返しの数日を過ごしました。

3日目でも収まらない痛みに、「これは、なにか良くないことが起きているのかも?!」と不安でたまらなくなりました。 

電話も持てない私が電話してるのに!

左手で電話を持って、右手でボタンを押す。(右利きです)それが出来ずに、電話を置いて右手でボタンを押し、スピーカーで通話。

出たのは、時間外窓口と思えぬゆる~い対応のおじいさん。

私(状況説明)

おじいさん「入院していた棟は?部屋番号は?」

私「診察券番号じゃなくて?部屋番号なんてすぐわからないんですが」

おじいさん「部屋番号じゃないと、〇×△(ごにょごにょ)」なに言ってるかわからない。診察券番号を伝えてもだめなようで、なんとか入院時の書類を探し、部屋番号のメモを見つけ伝えました。

ですが耳が遠いのか何度か聞き直され、のんびりした口調で待たされ、やっと病棟看護師につながりました。

私(状況説明 2回目)

看護師「退院後の診察が2週間後に入っていますが、それまで我慢できなそうですか?」

(我慢できそうだったら、こんな時間外に連絡しませんよっっ!!!)

私「出来ません!すぐに診てもらいたいです!」

看護師「では週明け月曜日に担当医でない医師でよければ予約を入れます」

私「では、それでお願いします!」

 

電話を切った後、最初のおじいさんの、こちらが痛いと訴えているにも関わらず、急ぐでもなく、なんども部屋番号を聞き直す・・・などのスピード感ゼロの対応に、万一何かあったときの連絡でもそのような対応では命に関わるかもしれないし、そもそもがん患者が痛いと訴えてるのに、あののんびりした態度はなんだ!!と腹が立ってしまいました。 

翌々日の月曜、乳腺外科の診察を受ける

夫に付き添ってもらって受診。エコーで診てもらうも異常なし。

どのようにしたら痛いのか、丁寧にヒアリングしてくださり、術後に痛むのはある程度しかたないことで、痛くても少しずつ動かすこと、少しずつ痛くなくなるはずだからもう少し様子をみるように言われました。痛み止めも追加処方していただきました。 

生まれて初めて、医師に頭を下げられる

診察が終わった後、時間外窓口ののんびりした対応は、緊急の対応が必要な場合もあるのにどういうことか、患者として不安であると伝えました(冷静に)。

先生は私の言う事をしっかり聞いてくださって、「おっしゃる通りです。申し訳なかったです。」と頭を下げられました。

「時間外窓口の対応については、以前から患者さんから声が上がっています。対処する必要があります。僕からも上に報告します」とのこと。

(やっぱり、上がってるんだ!私だけじゃない(ホッ)

私の不満・不安をしっかり受け止め、ご自分が出来ることを示してくれました。  

おわりに

全摘手術した友人はそこまで痛くなかったとのことで、痛みはそれぞれ出方も感じ方も違うんだな~と。大騒ぎした割に問題がなかった時って、安心する反面ちょっと申し訳ないような気持ちになりがちですが、私はあの時本当に本当に痛くて、人生で一番痛かったので、ちゃんと医師に診てもらったことは間違っていなかったと思っています。

この医師は、しっかり私の話を聞き、病院の一員として謝罪してくれました。

病院にかかっている人は、皆どこか具合が悪くてかかっているわけです。

そのことを前提に、病院の人は対応して欲しい。それがあなたの仕事なのだから。

こちらも、病人だからと無理難題を主張しているわけではありません。患者として、命綱でもある時間外窓口の対応は迅速・正確に行なってほしい。病院も同じ感覚で人を採用・配置してほしい。

このささやかな願いは、時間外窓口スタッフ教育に活かされているのでしょうか。

 

今ではほぼ真上まで上げられ、重いモノも持ち上げられます^^(2歳児 13kgも!) 

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。 

こんなエピソードもあったな~と、文字にしたらスッキリしました。

当時はとにかく痛かったので、余計に腹がたったのかもと思います。

将来年を取り耳が遠くなったら、私も若い人の言うことを何度も聞き返してしまうかもしれませんね(汗)補聴器が進化していますように。

 

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